fc2ブログ

「翻訳後記」が『中医臨床』2021年12月号に掲載されました

c167.jpg

当ブログでも紹介している『翻訳後記』東洋学術出版社の『中医臨床』2021年12月号に掲載されました。
掲載内容はブログに書いたものをベースに手をいれたものとなっております。
「是動病」って難しそうだと敬遠していた方が、これを読んで少しでも身近に感じてもらえれば嬉しいです。
スポンサーサイト



『経脈病候の針灸治療』翻訳後記 番外編

翻訳書『経脈病候の針灸治療』後記 番外編
keimyaku-byoukou翻訳書『経脈病候の針灸治療』後記
2020年に東洋学術出版社から出版された『経脈病候の針灸治療』の翻訳を務めさせていただいた。
出版後、改めて本書を読み返すと、気になる部分や残しておきたい考察内容などがあることに気が付いた。
そういった内容を記録の意味も込めて時々記載していきたい。



先日、蔵書の整理をしていたら偶然手にした雑誌『中医刊授自学之友』1985年7‐8合刊
2021年12月08日19時33分50秒

の偶然ひらいたページに、『経脈病候の針灸治療』の著者である張吉先生の1985年当時の論文が掲載されていました。

この論文が偶然にも目に留まったのは題名が『黄元御気化昇降学術思想初探』であったからです。
黄元御は清代の医家で、著作『四聖心源』は古典的な中医学を非常にわかりやすく、かつ実践的な角度から書かれており、とてもわかりやすく中医学の角度から人体を考察しているので、私も常々参考にしていた本です。

以前このブログで紹介した『円運動的古典中医学』もこの『四聖心源』をベースにしているようです。

黄元御の著作には他にも
『素霊微蘊』
『傷寒懸解』
金匱懸解
長沙薬解
四聖懸枢
『傷寒説意』
玉楸薬解
素問懸解
霊枢懸解
難経懸解
『道徳懸解』
『周易懸象』
などがあり、
黄元御が黄帝内経や難経・傷寒論といった古典にも精通していたであろうことが伺えます。

私が常々深く興味を抱いていた黄元御に関する論文を、私が翻訳した本の著者が寄稿していたということで、
この論文を見つけたときはちょっと興奮してしまいました。

内容はというと、『四聖心源』でも述べられている黄元御の思想核心ともいえる人体における気のめぐりかたに関するものでした。
気が昇り降りすることで生命活動を維持しているという基本的な考え方は、五行理論や臓腑理論と比べて非常に素朴なものですが、それゆえに理解しやすく、かつ臨床にも広く応用できる内容だと私は思っており、それを肯定してくれたような論文内容だったので、これまた興奮×興奮でした。

山のようにある蔵書の中からたまたま手に取った本の、たまたま開いたページにこのようなものを見つけ、
「縁」というものを感じずにはいられませんでした。

『譚先生の古典鍼灸入門』出版

『譚先生の古典鍼灸入門』

恩師である浦山きか先生との共同翻訳となった『譚先生の古典鍼灸入門』がついに先月、静風社より出版となりました。
鍼灸治療における核心的内容の1つともいえる「是動病」にスポットをあてており、尚且つ、非常にかみ砕いた表現となっているので、鍼灸の知識が全くなくてもある程度読めるような内容となっており、尚且つ私たち鍼灸の臨床家にとっても普段の臨床に大きく役立つ内容だと思います。

難解な内容の本に疲れた鍼灸師の方にこそ是非、手に取ってほしい本です。
リンク
カテゴリ
最新記事
検索フォーム
最新トラックバック
月別アーカイブ