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薬との併用

アトピー性皮膚炎の患者さんを治療していて、

今までは、飲み薬なり塗り薬なりを使用している方は、
使用していない方に比べて、アップダウンが激しく、
急によくなったかと思えば、突然悪化したり
治癒方向へ向かうのに時間がかかるという場合が多いように感じおりました。

ただ、ステロイド剤の急な使用停止はリバウンドの可能性があり、
また、痒みや外見的なものから普段の生活に支障をきたし、
それによりストレスが増加し症状が更に悪化という可能性もあるので、なかなか
「薬をやめてください」とも言えません。

そして、私にとって一番困ったことは、
症状が改善したときに、それが鍼治療によるものなのか、薬によるものなのか、
はっきり断言できるほど区別がつけられないことでした。

もちろん、
この人は薬を使っていないと言っているけれど、
この肌の感じは使っているなとか、

急に良くなったり悪くなったりすれば
あ、この前よくなったのは薬の効果だったのだな、とか、
回復後の肌の感じから、薬の効果だな、となんとなくわかったり
することもあるのですが、

徐々に徐々によくなっていく
鍼の効果による改善のように見られる場合でも、

患者さんが薬を併用している方の場合、治療をする側として
本当に鍼治療の効果によるものなのか、
自信がいまいちもてないところもありました。

そんな訳で最近いらしたある患者さんから
治療後の症状悪化により、やむをえず薬を併用したと伺った際も、
どのように対処したらよいかと正直迷っていたところでした。

そんなある日、やはり以前薬を併用していたある患者さんから
「最初のころは逆に悪化していく感じだったが、
3週間目くらいから、体質が改善していく感じがした。
肌の感触が違ってきた。あれは薬の効果とは別のものだったと思う。」

との話を伺い、

薬との併用も十分可能なのでは
と思い始めてきました。

鍼治療と薬物治療を併用しながら、
徐々に薬を減らしていくということは
十分可能なのではないかと。



いままでにみている患者さんの絶対数が百人単位というわけではないので
薬との併用が本当に可能なのかどうか
まだまだ確信できるところには達しておりませんが、

少しだけ自信をもってもよいのではと思えるようになりました。


ただ、薬を併用している、あるいは停止して間がない患者さんをみていて
感じることは、

薬を使っていない、あるいは使用を停止してかなり経っている
という方に比べて、

鍼灸治療をはじめたばかりのころの症状悪化が顕著であることが
多いということです。

これも断言はできることではありませんが、
今のところそういった印象があります。

ですので、そこで鍼治療をあきらめてしまう方がいらっしゃるのも事実です。

それが薬によって抑えられている何かを排出しているからなのか、
慣れない鍼治療によって疲れ或いはストレスがでたためなのか、


それは正直わかりません。

ただ、あきらめずにがんばって通院してくださる患者さん達のお陰で、
鍼治療は時間はかかるかもしれないけれども、確実に有効であるという
自信がそれこそ、治療効果と同じくらいゆっくりとですが、
蓄積されてきているのは確かです。

私自身更に研鑽を積んで、
より効果的に治療ができるように
精進していきたいと思います。


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comment

管理者にだけメッセージを送る

Re: ご無沙汰しております。

Re: ご無沙汰しております。

Kさん
ご連絡ありがとうございます。
管理者のみ閲覧可能なコメントだったので、これに返事をすると私の独り言みたいですが、
他にお返事の仕様がなかったので、とりあえず、ここにお返事を書かせていただきました。

すっかりよくなったとのこと、なによりです。

「なんとしてでも治す」というKさんの気概があったからこその結果かと思います。
途中で投げ出さすにがんばり通す力にはこちらの方こそ教わるところがたくさんありました。
本当にがんばられましたものね。


そのうち時間に余裕があるときにでも気軽にお茶でも飲みにいらしてください。

くれぐれもがんばり過ぎないように。
(とはいってもクライアントのためにやはり無理をなさるのでしょうけれど)
それと、できるだけ運動して、代謝を落とさないように。
(寒い季節ですが、仕事で煮詰まったときに外を5分程ジョギングするだけでストレス発散にもなるかと)

お心遣いのお言葉もありがとうございます。
Kさんもご自愛ください。

では、よいお年を
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